
先週末は息子の3歳の誕生日だった。
私はてっきり、今回の投稿タイトルは「ハイライトは人生初のホールケーキ」になるだろうと思っていた。
そのつもりで、息子のお昼寝中に「白くてイチゴの乗ったケーキが欲しい」と言うようになった経緯を軽く下書きしておいた。
絵本から学んだのか、保育園で吹き込まれたのか、誕生日が近づくにつれて口にするようになった「白いイチゴのケーキ」を目の前にしたら、そりゃもう大盛り上がりになるだろうと信じていた。
ところがどっこい。
彼にとってのこの日のハイライトは、間違いなく、もう100%、プレゼントでもらったサボテンくんだった。
なので、疲れきっていて休みたかった自分に活を入れて書いた下書きを消して、サブテンくんについて書くことにする。
叔母さんとビッグ・ママ(つまり私の妹と母)からプレゼントされたサボテンくんは、この記事冒頭に貼った写真のとおりの見てくれだ。
愛嬌のある不揃いな焦点の目。
息子の目から見ても、それだけですでに面白いようだ。
彼が本領を発揮するのは、彼に向ってなにかを喋ったとき。
その内容はそっくりそのまま、声だけおもしろ可愛く変えて、リピートしてくれる。
しかも、クネクネとダンスしながら。
これが息子にドハマりした。
いきなりクネクネと踊り出すサボテンくんに、息子は最初こそ距離を持って観察していたが、だんだん距離を縮めていって、1時間も経たないうちにサボテンくんのすぐそばで笑い始めた。
きっと怖がるだろうから電池は抜いておこうと思っていたのに、やるじゃないか。サボテンくん。
息子の一番のお気に入りは、「ママ、○○って言って」とお願いしてサボテンくんにその台詞を喋ってもらうこと。
台詞は自分で考えてママにお願いしてるのに、それは忘れてしまうのか、別情報として棚上げするのか、もう気分はすっかりサボテンくんと息子だけの世界。
サボテンくんの台詞に照れたり、笑ったり、はたで見ている(というか台詞をサボテンくんに吹き込んでいる)私がちょい嫉妬してしまうレベルだ。
とはいえ、大人の私と夫もこれにハマッて、自分たちの声がオモシロ可愛い声になって返ってくるのに大笑い。
サボテンのクネクネした動きが絶妙にマッチして、なんてことない台詞にもついつい笑ってしまう。
しかも、トーン低めの夫の声は見事にミニオンズ化(ミニオンの声にそっくり)されて、夫もサボテンにやられてしまった。
普段からたまにミニオンを真似る彼にもツボッたのだ。
この日、サボテンくんは我が家のスターになったのだった。
ちなみにこのサボテンくん、押せるボタンが2つ付いていて、右側を押せばダンスしながら歌を歌ってくれる。
その曲数なんと250曲(記憶が間違っていなければ)。
息子はそれもとても気に入っている。
サボテンくんの地位はしばらく安泰なり。