

最近、夫はAli Express(アリエクスプレス)を愛用している。
Amazonも愛用しているが、3割弱はAli Expressでの注文に移行している。
面白いことに、Amazonで見つかる商品がAli Expressでも見つかるケースが、けっこうあることを知った。
息子にと思ってキッズ用室内テントを探した時、私がAmazonで見つけたものの中のいくつかは、夫がAli Expressで見つけたものとソックリ(というかまったく同じ商品)だった。
夫が言うには、よくある事らしい。
「同じものだから、Ali Expressで買ったほうが安い」
だから最近はAli Expressからの配達が多いのか、と納得した。
確かに、同じものでもAli Expressのほうが少し安い。
なぜかというと、商品の販売元が直接売り出しているから。
つまりAmazonで見つかる同一品は、販売元が国際マーケットとなるAmazonへ「国際」分の上乗せをして売り出しているか、販売元から買い付けた業者(日本人とは限らない)が手数料的に上乗せをして売り出しているか。
そういうことなら、Ali Expressで買うほうがいいか。
同じモノで、少し割安なわけだし。
それを知ったのちに気づいたけれど、Amazonで見つかるお手頃価格な商品はそういう傾向にある。
気づいて、少しショックを受けた。
そして、中国製という文字に思ったより抵抗を感じている自分に、改めて気づいた。
にもかかわらず、お手頃価格に惹かれてしまう自分にも。
そういえばちょっと前に、夫とこんなやり取りがあった。
ソファカバーを買おうという話になって、近場のホームセンターで見つけた手頃なカバーを夫に教えると、「Ali Expressで探してみる」と返してきた。
ホームセンターの品ぞろえは限られているけど私はそこまでこだわらないし、行けばすぐ買えるんだから、わざわざネットで注文しなくてもいいじゃないか。
そうグチを漏らすと、夫は「そのカバーもきっと中国製でしょ?Ali Expressで見つかるものも、同じものだよ。急ぐわけじゃないし、どうせなら気に入るデザインのが欲しいから」と言った。
私の見つけたそのカバーは、中国製だった。
でも、これはネットじゃなくホームセンターの商品棚に並んでいるものだ。
それだけなのに、Ali Expressで買って送られてくるモノとは違うという「感じ」がする。
中国から直接送られてくるから?
問屋が輸入~ホームセンターに卸すまでの過程で、検品でもしてくれるのを期待しているからか?
向こうで作られて、こっちへ送られる。
その方法が違うだけさ。同じものだよ。
そういう夫の言葉は、ちゃんと理解できるのだけど。ね。
カバーは結局、Ali Expressで買うことになった。